こんばんは。管理人です。
久しぶりのブログ更新です。
蔓延防止が延長となり、中々修練に参加出来ない日々が続いております。
早くこのオミクロンが収束する事を願って待ちたいと思います。
さて、今回は少林寺拳法の修行法についてです。
少林寺拳法では修行を通じて以下の三徳が得られるとしています。
精神修養 ※精神力UP!
護身練胆 ※強くなれる!
これらが本当に得られればとても良さそうですよね。
さて、ではどんな修行を行うことによってこれらが得られるのかについて、管理人の個人的な意見を交えながら書いていきたいと思います。
※少林寺拳法としての正式な見解や調布道院としての意見ではないのであらかじめご了承下さい。
金剛禅と少林寺拳法
本題に入る前に、先に金剛禅という言葉について説明する必要があります。
何だ何だ?金剛禅ってなんだ?という方に簡単に説明すると
要するにこんなイメージです。
金剛禅という禅は開祖(宗道臣)が命名したもので、その名の通りいわゆる”禅”です。
金剛禅では修行を通じて金剛の肉体と不屈の精神を養成し、まずより所と出来る自己を確立し、そして他の為に役立つ人間になることを目指します。
その為の手段として少林寺拳法があります。
金剛禅の修行法について
先ほどまで「少林寺拳法の修行」と書いてきましたが、ここからは「金剛禅の修行」と表現します。
なぜ言い換える必要があるか?というと、先ほども述べたとおり、少林寺拳法は金剛禅の一部であって、少林寺拳法という範囲ではその修行内容が説明しきれないからです。
さて、金剛禅の修行法について一部端折って書くと以下のようになります。
ちなみに少林寺拳法は上記の「易筋行」にあたります。
この易筋行である少林寺拳法が、金剛禅における主行です。
各修行内容について
以下に簡単ですが、一つずつ述べていきます。
<信仰の確立>
ダーマ信仰の確立を指します。
ダーマといきなり言っても「???」という感じになると思いますので、「信念の確立」と捉えて頂ければよいかと思います。
自分が生きていく上で大事な信念、つまり軸を立てるという感じですね。
<調息・坐禅>
調息・坐禅を通して自律神経を整え、集中力、レジリエンスを強化します。
<問法修学>
教範学習を指します。 ※教範とは金剛禅のいわゆる教科書です。
個人的には金剛禅に関わらず、広く勉強や学習と捉えています。
<反省行>
過去を顧みることです。
反省の上に立ち、未来に向けて成長します。
<感謝行>
自分に与えられた全てに対して感謝の気持ちを持つことです。
<持戒行>
未来に向けて自分を制御するための行です。
私も年初に立てた目標をコツコツと続けております。<( ̄^ ̄)>
<易筋行>
先ほど述べたとおり、少林寺拳法を指します。
<整体行>
身体を整え、健康を維持するために施す身体調整法のことです。
調布道院では練習の最後に拳士同士で行っています。
<托鉢行>
社会に対する奉仕のことです。
世間一般ではボランティアのようなイメージでしょうか。
ただ個人的には仕事を托鉢行として捉えて、自分が仕事を通じて社会に貢献できているかどうかは意識するようにしています。
<休養>
体を休めて、次の活動に備えます。
<食養>
食物を感謝を込めて頂く事です。
食事も健康を保つ大事な要素ですね。
<排泄>
体に毒素をため込まない事です。
休養、食養、排泄のサイクルが大事です。
最後に
如何でしょうか?
内容を一つずつ見ていくと、実はビジネス書などに見られるライフハックと似たようなところがあるかと思います。
ジムに行き体を鍛え、資格やスキル習得の為に日々勉強する。
健康のために食べるものに気をつける。
周りへの感謝を忘れず、感謝のつながりを増やしていく。
マインドフルネスやヨガのように、坐禅や瞑想を通して集中力やレジリエンスを強化する。
こういった毎日を過ごしていれば、きっと昨日よりもよりよい自分になれそうな気がしますね。
逆に言うと週に2,3回道場の練習に参加して、それだけで冒頭の三徳が得られるかというと、中々難しいような気がします。
行住坐臥、日常生活の全てが修行です。
そして、これらの修行は人から何かしてもらえるものでは無くて、自分で積み上げていかないといけないものなんですよね。
自分で書いておいてなんなんですが、私・・もっと頑張らんといかんなぁって思ってきました。
よし、ちゃんとしよう。(笑)
それではまた!