【体験談】仕事が楽しくなってくる「自己確立」と「自他共楽」

おはようございます。管理人です。
すっかり暖かくなりましたね。
満開だった桜もちょっとずつ散り始めて本格的に春を迎えています。

「春」と言えば新社会人になった方もいらっしゃると思います。
今回はそんな新社会人に向けて、(管理人が)仕事で役に立った少林寺拳法の教え、「自己確立」と「自他共楽」について書いてみます。

自己確立と自他共楽って何?

まずは自己確立と自他共楽について説明します。

簡単に説明すると
自己確立:肉体も精神も健全で頼りになる自分を作る
自他共楽:自分と同じように他人の幸せも考えて行動する
という意味です。

この2つは少林寺拳法を修行する意義であり、目指すべき原点でもあります。

仕事が楽しいってどういう状態?

さて、それではなぜ仕事が楽しくなるのか?ですが、その前に楽しいってどういう状態なのかについて考えてみます。
楽しい状態を1から考えるのは難しいので、どうなれば楽しくないか?をまず考えてみます。
私が「楽しくないな~」と思った瞬間は主に以下2点。

・自分に選択権がなく、周りにコントロールされている状態
・メンバーが非協力的な状態

例えば上司や同僚から「これやっといて」と半ば強制的に仕事を振られたり、ほぼほぼ壊滅状態のプロジェクトを丸投げされたりした時は、
「何でこんなことやらないといけないの~!」という感じでテンションがだだ下がりでした。
また、お願いしたことを思いっきりスルーされたり、何だか攻撃的な文章のメールが送られてきたり。。。
そんなことが続いたりすると仕事が嫌になったりしませんか?

つまり(私にとっては)以下のような状態が”楽しい状態”です。

・自分で仕事をコントロール出来る状態
・メンバーが協力的な状態

どうすれば楽しい状態に出来るか?

では、「どうすればその楽しい状態とやらにできるの?」について経験を交えて書いていきます。
管理人には先ほど述べたように”仕事が楽しくない状態”の時期がありました。
この時期はチーム内の雰囲気も良くなくて、どうすればこの状況を打開出来るんだろうと結構悩んだりしていました。
色々な本を読んで試行錯誤したのですが、最終的にとても効果があったのは「自己確立」と「自他共楽」という考え方でした。

自分で仕事をコントロールするために

自分で仕事をコントロールするために大事だったことは、「主体的に考える」ことでした。
実はこれは「己こそ己の寄る辺・・」という「自己確立」の考え方です。

仕事をしているとどんな人もそうだと思いますが、どうしても”不満”が出てきます。
「どうして会社は***してくれないのか」「どうして***さんは動いてくれないのか」などなど・・
でもこれって冷静に考えてみると、全て主体が他者になっているんですよね。

この他者になっている主体を全部自分に置き換えてみると
「いま***という問題があるから***すれば解決出来るかも」
「***さんは動けないからここは自分が巻き取って、こっちは外注にまわそう」
などなど、結構いろんなアイデアが浮かんできます。

そして、この出てきたアイデアをもとにまずは自分から動いて問題解決していってみる。
そういう積み重ねを続けていると、周りからの信頼が生まれ、自然と主導権が他者から自分に移っていきます。

メンバーが協力的になるために

メンバーと対話したときに驚いたことがあります。
それは、ほとんどの方が同じように「私はこんなに尽くしているのにみんな非協力的だ」と考えていたことです。
この不満がどんどんと高まっていきお互いが攻撃的になっていく・・。
そんな負のサイクルにはまっているようでした。
つまり”私”も含めて多くの方が「自分のことしか考えていなかった」のです。

といっても各々が好きでそのような状態に陥っている訳ではありません。
皆”忙しい”のです。
目の前に自分が責任者として果たさなければいけない仕事の期日が迫ってきています。
そのような状態で人の為に尽くしていると、自分の仕事が終わらなくなります。

ではどうすれば良いのか。
ヒントは「半ばは自己の幸せを半ばは他人の幸せを」という少林寺拳法開祖の言葉にありました。
そう、半分だけでいいので相手の事を考える事が大事なのです。

具体的に言うと、私の場合は
「自分が解決出来そうな問題で困っている人がいれば出来る範囲で助ける」
「メールやチャットに必ず感謝を示す言葉を一言添える」
「相手がスムーズに仕事を進められるように、メールは即返信する」
などなど、本当に細かい事をコツコツ積み上げてきました。

そんなことを続けていると、徐々に周りが変わっていきとても良いサイクルで仕事が出来るようになりました。

【余談】
ビジネス書などを読んでいると「ギバー」とか「テイカー」といった言葉が出てきます。
ギバーというのは「与える人」でテイカーというのは「奪う人」です。
実は最も成功するタイプがギバーであり、最も失敗するタイプもギバーなのだそうです。
与え方が大事ということですね。

最後に

如何だったでしょうか?
人それぞれ職業も違いますし、置かれている環境も異なります。
ですから「全然参考にならなかった」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
もし一人でも「参考になった」という方がいらっしゃったら嬉しいです。

完全に個人的な主観や意見ですが、今後もちょくちょく経験したことや考えた事を発信していきたいなぁと思います。
宜しくお願いします。<(_ _)>

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